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体験談・品川区

【体験談】品川区で学童保育を選んだ話

「公立学童がない」と知って焦った共働き家庭の記録

著者:学童のくちコミ編集部(ライター・2児の母)
監修学童のくちコミ編集部(編集部)
公開: 2025年11月更新: 2026年4月
学童保育の保護者体験談
実際に学童保育を選んだ保護者のリアルな体験をお届けします
K

Kさん(40代・品川区在住)

共働き(夫婦ともフルタイム)・長女が小学1年生のときの体験談

「品川区には公立学童がない」と知ったときの衝撃

品川区に引っ越してきたのは、娘が年中のときでした。五反田駅から徒歩10分のマンション。夫は品川駅近くの商社勤務、私は渋谷のWeb制作会社でディレクターをしています。帰宅は二人とも19時前後。保育園は19時半まで延長が使えていたので問題なかったのですが、小学校に上がるタイミングで学童保育の壁にぶつかりました。

まず驚いたのが、品川区には「公立学童」が存在しないということです。他の区では当たり前のように「区立学童クラブ」があるのに、品川区にはゼロ。正直、最初は調べ方が間違っているのかと思いました。何度検索しても出てこない。区のホームページを隅から隅まで読んで、ようやく理解しました。品川区は「すまいるスクール」という独自制度で放課後の子どもの居場所を提供しているのです。

保育園のママ友に聞いても「うちもすまいるスクールにする予定だよ」と普通に言われ、品川区では当たり前の制度だと知りました。でも、他の区から引っ越してきた私にとっては未知の制度。不安しかありませんでした。

すまいるスクールの実態:全児童対象・無料・学校内

すまいるスクールについて調べるうちに、意外なほど合理的な制度だとわかってきました。品川区内の全33の区立小学校に設置されていて、全児童が対象です。つまり、就労証明がなくても利用できます。放課後、そのまま学校の中で過ごせるので、移動のリスクがゼロ。しかも利用料は無料です。

プログラムは「フリータイム」「学習タイム」「教室型」の3本柱。フリータイムでは校庭や体育館で自由に遊べます。学習タイムでは宿題をする時間が設けられ、スタッフが見守ってくれます。教室型では、外部講師を招いた工作教室やスポーツ教室が週に数回開かれます。これが無料で受けられるのは驚きでした。

ただし、大きな制約があります。すまいるスクールの利用時間は原則18時まで。延長しても18時半が限界です。共働きで19時帰宅の我が家にとって、この30分〜1時間の差は致命的でした。18時にお迎えに行くには、17時に会社を出なければなりません。週5日それを続けるのは、現実的に厳しいと感じました。

すまいるスクールと民間学童を比較した

そこで、すまいるスクールと民間学童の併用を検討し始めました。品川区には民間学童が7施設あります。キッズベースキャンプ五反田、Kids Duo大井町などが候補に挙がりました。

比較項目すまいるスクールキッズベースキャンプ五反田
月額費用無料約38,000〜55,000円
預かり時間〜18:00(延長18:30)〜21:00(延長あり)
対象児童全児童(就労不問)会員のみ
場所小学校内五反田駅徒歩5分
送迎不要(校内)学校〜施設の送迎あり
夕食対応なしオプションで夕食あり
習い事教室型プログラム(無料)英語・プログラミング等
長期休暇8:00〜18:007:30〜21:00

すまいるスクールの最大の強みは「無料」「学校内」「全児童対象」の3点です。一方、キッズベースキャンプ五反田は21時まで預かってくれること、送迎があること、夕食オプションがあることが強みです。どちらか一方ではなく、両方の良いところを組み合わせられないかと考えました。

週3すまいるスクール+週2キッズベースキャンプの「併用型」

最終的に選んだのは、すまいるスクールとキッズベースキャンプ五反田の併用でした。私がリモートワークの日(月・水・金)はすまいるスクールを利用し、出社日(火・木)はキッズベースキャンプ五反田に通わせています。

リモートワークの日は17時半に仕事を切り上げて18時にお迎えに行けます。すまいるスクールは無料なので、この3日間のコストはゼロです。出社日は19時過ぎの帰宅になるため、キッズベースキャンプの送迎サービスで学校から施設に移動してもらい、19時半にお迎えに行きます。週2日利用のプランで月額約22,000円。フルタイム利用より大幅に抑えられています。

キッズベースキャンプ五反田を見学したとき、スタッフの方が「品川区は併用利用のご家庭が多いですよ」と教えてくれました。すまいるスクールが無料で利用できるため、平日の一部だけ民間を使うという組み合わせが品川区ならではのスタイルなのだそうです。実際、同じ小学校のお母さんに聞いても、3〜4割の家庭が何らかの形で併用しているとのことでした。

娘はすまいるスクールでは同じ学校の友達と校庭で走り回り、キッズベースキャンプでは少人数で工作やボードゲームを楽しんでいます。「どっちも楽しい、でも違う楽しさ」と言ってくれたのが印象的でした。すまいるスクールは友達の数が多くてダイナミックに遊べる場所、キッズベースキャンプはスタッフが丁寧に関わってくれるアットホームな場所。性質の違う2つの居場所があることが、結果的に娘にとって良い環境になっています。

夏休みなどの長期休暇は少し工夫が必要です。すまいるスクールは8時から開いていますが、私のリモートワーク日は問題なし。出社日はキッズベースキャンプの長期休暇プランを利用しています。お弁当持参の日もありますが、キッズベースキャンプは昼食提供オプションがあるので助かっています。夏休みだけは月額が少し上がりますが、それでも民間フルタイム利用よりは安く済んでいます。

品川区で学童を探す方へのアドバイス

「公立学童がない」と焦らないで

品川区は独自の「すまいるスクール」が全33校に設置されています。公立学童という名前ではないだけで、放課後の子どもの居場所はしっかり確保されています。まずは区のホームページで制度を理解しましょう。

18時の壁を確認する

すまいるスクールは18時(延長18時半)まで。共働きで19時以降の帰宅が常態化している場合、民間学童との併用を視野に入れてください。週2〜3日だけ民間を使う「併用型」なら費用も抑えられます。

併用利用は品川区のスタンダード

すまいるスクール+民間学童の併用は珍しくありません。キッズベースキャンプやKids Duoなど、週2〜3日プランを用意している施設も多いので、気軽に相談してみてください。

すまいるスクールの教室型プログラムは要チェック

無料で受けられる工作教室やスポーツ教室は施設によって内容が異なります。見学時にプログラム内容を確認し、お子さんの興味に合うかチェックしましょう。

参考文献・出典

この記事は以下の公的機関・信頼性の高い情報源に基づいて作成しています。

  1. 放課後児童クラブに関する法令・通知等- こども家庭庁
  2. 放課後児童健全育成事業(放課後児童クラブ)- こども家庭庁
  3. 子ども・子育て支援制度- こども家庭庁

この記事の著者

世田谷区在住。長男の学童選びで苦労した経験から、学童保育の情報発信を始める。公立・民間両方を経験し、保護者目線でのリアルな情報提供を心がけている。

保育士資格FP3級

この記事の監修者

鈴木 真理教育ジャーナリスト・保育士

保育士として10年勤務後、教育分野のフリーランスライターに転身。学童保育の制度や現場のリアルを保護者目線で伝えることをモットーに活動中。

保育士資格幼稚園教諭一種免許
更新日: 2026年4月

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