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体験談・目黒区

【体験談】目黒区で学童保育を選んだ話

おしゃれな街で「公立学童+習い事分離型」を選んだ理由

著者:学童のくちコミ編集部(ライター・2児の母)
監修学童のくちコミ編集部(編集部)
公開: 2025年11月更新: 2026年4月
学童保育の保護者体験談
実際に学童保育を選んだ保護者のリアルな体験をお届けします
A

Aさん(30代・目黒区在住)

共働き(夫婦ともフルタイム)・長男が小学1年生のときの体験談

目黒区の「教育熱心な空気」に流されそうになった

自由が丘に住んで5年になります。夫はIT企業のエンジニア、私はメーカーの営業職で、ともにフルタイム勤務。息子が年長の秋、学童保育の情報を集め始めたとき、最初に感じたのは「周りの教育熱の高さ」でした。

保育園のお迎え時に話を聞くと、周囲の家庭はKids Duo(キッズデュオ)やウィズダムアカデミーといった民間学童を検討している方がほとんど。「英語で過ごす放課後」「プログラミングと英語のダブルレッスン」といった華やかなキャッチコピーに、正直なところ焦りを感じました。「うちも民間にしないと遅れるのでは」という漠然とした不安です。

目黒区にはKids Duo自由が丘、ウィズダムアカデミー目黒など民間学童が12施設あります。月額はおおむね35,000〜55,000円、オプション込みだと月5万円を超えることも珍しくありません。目黒区の平均月額は約14,000円と言われていますが、これは公立の安さが平均を押し下げているためで、民間だけで見ると4〜5万円台が主流です。

児童館併設の公立学童が意外と良かった

夫が「とりあえず公立も見てみよう」と言ってくれたので、学区の公立学童を見学しました。目黒区の公立学童は30施設あり、その多くが児童館や住区センターに併設されています。最初は「併設」という言葉に特にピンと来なかったのですが、実際に見学して印象が変わりました。

児童館併設型の学童は、学童の部屋だけでなく児童館の遊戯室や図書室も使えるのです。広いスペースでのびのび遊べる環境は、民間学童の多くがビルの一室にあることを考えると、むしろ恵まれていると感じました。図書室には絵本や児童書がたくさんあり、息子は本好きなので目を輝かせていました。

住区センター併設の施設では、地域のお年寄りが将棋を教えてくれるプログラムもありました。世代を超えた交流があるのは、地域密着型ならではの魅力です。指導員の方に聞くと、「地域の方がボランティアで来てくれることも多い」とのこと。子どもが多様な大人と接する機会があるのは、核家族化が進む今の時代、貴重だと感じました。月額は約6,000円。民間の10分の1以下です。

公立と民間を徹底比較:我が家の場合

見学を重ねた結果を比較してみました。

比較項目公立学童(児童館併設)Kids Duo 自由が丘ウィズダムアカデミー目黒
月額費用約6,000円約36,000〜40,000円約40,000〜55,000円
預かり時間〜18:15〜20:30〜21:00
英語プログラムなしオールイングリッシュ選択制(別料金)
送迎なし学校〜施設の送迎あり送迎あり
施設の広さ児童館利用で広いビル内・やや狭いビル内・標準
地域交流あり(ボランティア等)なしなし
習い事なし英語が含まれるピアノ・書道等選択制

表にしてみると、民間学童の強みは「英語・習い事の一体化」と「延長時間の長さ」に集約されることがわかりました。逆に言えば、その2点に強いニーズがなければ、公立でも十分に満足できる内容です。

「分離型」という選択:公立学童+別で習い事

最終的に私たちが選んだのは、児童館併設の公立学童に通いながら、習い事は別で通わせる「分離型」です。月曜と木曜はスイミングスクール(月額7,500円)、水曜は近所の英語教室(月額9,000円)に通わせています。学童のお迎え前に習い事に行き、終わったら自宅で私か夫が迎える流れです。

費用を計算してみると、公立学童6,000円+スイミング7,500円+英語9,000円で合計22,500円。民間学童の月額4〜5万円と比べると、約半額で「学童+2つの習い事」が実現できています。年間にすると約20〜30万円の節約です。この差額を、夏休みの家族旅行や将来の教育資金に回せていると考えると、我が家にとっては賢い選択だったと思います。

ただし、分離型にもデメリットはあります。習い事への送迎は親がするか、子ども自身で移動する必要があります。小1のうちは一人で移動させるのが心配だったので、最初の半年は私の母にお迎えを頼んでいました。小2になった今は、スイミングスクールまでの道を覚えて一人で行けるようになりましたが、それまでは家族のサポートが不可欠でした。送迎の手間を考えると、民間学童の「学校から施設まで送迎付き」というサービスは大きな価値があると理解できます。

通い始めて1年が経ちました。息子は学童の友達と児童館で走り回るのが大好きで、「今日は図書室で本を3冊読んだ」と報告してくれる日もあります。目黒区というと「おしゃれで教育熱心」というイメージが先行しがちですが、児童館併設の公立学童は地域に根差した温かい場所でした。周囲が民間学童を選ぶ中で最初は不安もありましたが、子ども自身が楽しく通えていることが何よりの答えだと思っています。

目黒区で学童を探す方へのアドバイス

周囲の空気に流されない

目黒区は教育熱心な家庭が多いですが、高額な民間学童が必ずしもベストとは限りません。お子さんの性格、家庭の働き方、費用のバランスを冷静に判断してください。

児童館併設型は必ず見学する

目黒区の公立学童は児童館・住区センター併設が多く、思った以上に広くて充実しています。ネットの情報だけで判断せず、実際に足を運んでください。地域交流プログラムの有無も確認を。

「分離型」も選択肢に入れる

公立学童+個別の習い事で、民間学童と同等の内容を半額以下で実現できるケースがあります。送迎の手間とコストを天秤にかけて検討してみてください。

延長時間が本当に必要か確認する

民間の21時までの延長は魅力的ですが、実際にそこまで必要なケースは多くありません。公立の18時15分で間に合うなら、費用を大幅に抑えられます。

参考文献・出典

この記事は以下の公的機関・信頼性の高い情報源に基づいて作成しています。

  1. 放課後児童クラブに関する法令・通知等- こども家庭庁
  2. 放課後児童健全育成事業(放課後児童クラブ)- こども家庭庁
  3. 子ども・子育て支援制度- こども家庭庁

この記事の著者

世田谷区在住。長男の学童選びで苦労した経験から、学童保育の情報発信を始める。公立・民間両方を経験し、保護者目線でのリアルな情報提供を心がけている。

保育士資格FP3級

この記事の監修者

鈴木 真理教育ジャーナリスト・保育士

保育士として10年勤務後、教育分野のフリーランスライターに転身。学童保育の制度や現場のリアルを保護者目線で伝えることをモットーに活動中。

保育士資格幼稚園教諭一種免許
更新日: 2026年4月

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